こだわりポイント①（栽培方法）

ブルーベリーは4月に小さな白い花がたくさん咲きます。ミツバチ達がせっせと花粉を運んで授粉してくれます。そうして集めた蜜がはちみつになります。水と養分は自動供給にしており、大粒で高品質のブルーベリーが安定的に生産できます。ただ、品種や環境によって生育状態が1本1本異なるため、栽培担当者が見極めながら丁寧に手入れしています。また、農薬や殺虫剤は極力使用せず、天敵のカミキリムシやコガネムシは毎日の見回りで見つけたら取り除いています。

こだわりポイント②（素材と仕上げ）

丁寧に育てたブルーベリーを一旦冷凍、その中からジャムに適したものをチョイスして使用しています。ジャムに添加している糖は、サトウキビのミネラル分や風味を残した特別な国産砂糖を使用しています。ジャムには果肉感を残し、大粒のブルーベリーならではの食感が楽しめます。また、ややさらっとした仕上がりにしているため、パンやヨーグルトと合わせてお召し上がりいただくのに最適です。

こだわりポイント③（ひと）

地域の女性たちの収穫隊がブルーベリーを一粒一粒手摘みで収穫し、子育て中のママさんが選別して冷凍、ジャムは、地域の就労継続支援B型、生活介護施設など3事業者の連携で製造しています。味や食感を含め、何度も何度も試作して納得のいくものに仕上げました。多様な人たちとの「チーム」で最高のものをお送りします。

ブルーベリーの受粉に活躍する功労者

さがみこベリーガーデンではブルーベリーの授粉用にミツバチを飼育しています。世界の3割の作物はミツバチ達によって支えられていると言われていますが、私たちの1100本のブルーベリーもミツバチ達がせっせと働いてくれることで実を結びます。ミツバチは農園に欠かせない大切な仲間なのです。従って、私たちは周囲を含め、ミツバチの生育に影響を及ぼす農薬や殺虫剤の使用を極力控えた農業を心掛けています。

季節の花の香りを閉じ込めた生はちみつ

ミツバチ達は暖かくなると飛び始め、半径2kmで咲いている花の蜜を集めます。ブルーベリーの花の時期に集めた蜜は、ブルーベリーの花の香りと味がするはちみつになります。時期によって咲く花は異なるため、採蜜時期が2週間違うと、味も香りも全く異なります。多くの人にとって新鮮な驚きになるでしょう。私たちの提供するのは、自然の状態にできるだけ手を加えない、非加熱処理の“生はちみつ”。農園の周囲の様々な花の蜜を閉じ込めた「百花蜜」です。2種セットでは異なる時期のはちみつの味わいをお楽しみいただけます。

養蜂チームとミツバチのコラボレーション

さがみこベリーガーデンでは現在6群約12万匹のミツバチを飼育していますが、これらを行うため今年から新たに“養蜂部”制度を導入しました。高度な社会性を持つミツバチに年間を通じて関わりたいという方は実は潜在的に多く、定期的な飼育作業を通じて自ら学びながら、養蜂プログラムの実施、採蜜、ミツバチが住みやすい環境づくりなどを行っています。